【第三回讃岐うどん西国三十三ヶ所巡礼・１６番札所】

『何を言うてるはるんですか？
あきませんよ、行かな!!』

“虎キチ”が、オレにうるさぁ言いよんねん。

オレの中で、もう『讃岐うどん』NO．１
はもう決定しとんねん。
そら、讃岐うどんちゅうたら
『須崎』しかあらへんヮ。
せやから、もう大阪で三十三店(軒）も
食わんでえーねん。

ちゅうて、なんぼ言うても
“虎キチ”はほっといてくれへん･･･。
根負けしたヮ。

「しゃーない、ほな“巡礼”行くわ･･･。」
（ポツリ･･･）

ちゅうコトで、“虎キチ”に無理矢理約束させられて
『第３回　関西讃岐うどん　西国三十三ヶ所巡礼』
に行くことになりましてん。

ま、約束したからには、
ちゃ〜んと行かんとしゃーない。（笑）
「うどん」好きやねんけど･･･
腹に張るさかいに･･･
“虎キチ”みたいに一日に何軒もいっぺんに
よー廻らへんのがネックやねん。

ま、地道に一軒づつ行っとこか。
ちゅうことで、まずは八尾や。

で、探して行ったんはえーねんけど、
住宅街のド真ん中や。
民家の中にポツンと一軒あるねん。
また、なんか大阪らしない、純和風な店やし。

釜あげうどん『一忠』（いっちゅう）

せやけど、これが地元で超人気店やから
常に「超満員」。
それも家族やらカップルやら支持層広っつ！
とりあえず、席が空くのんを待っとくわ。
で、席に着く前に「おしぼり」は
自分でとるらしい。（セルフ・サービス）

空いた席は、稀少なカウンター席。
（店は、ほとんどテーブル席やから。）
こら、えぇ席や！
待ってる間、湯掻いてるトコ見れるやん♪

それにしても、“大将”ひっきりなしに
「うどん」湯掻き続けてんで。
もう、全然お昼のピークからは
ズレてる時間やのに･･･。

で、当然、注文は「釜あげうどん」
腹、減ってるから、「特大」＠880にしよと思てんけど･･･
大きさ（器と内容量）の違い、伝えたかったから
わざと「大」＠720と「小」＠630にしてんヮ。
「大」が“普通の一人前”で、
「小」が“半分”の量らしいヮ。

で、後で気ィついてんけど･･･
か、かなり不経済や･･･。（汗）

湯掻いてる間は･･･
「昆布」と「鰹節といりこの味付けしたん」が
“食べ放題”やさかいにそれ食うて
待っとくのんが“一忠流”。
目の前の「薬味」の盆の中に一緒にあるねん。

これ、「出汁」取った後の「リサイクル商品」やねんけど
ホンマによう出来てるわぁ。
めっちゃ美味いねん！

「お茶漬け」にもめっちゃ合うと思うねんけど
「ビールのつまみ」にもってこいやと思うで。
で、早速「ビール」頼もと思たら、
メニューのどこにもあらへん･･･。
せやねん、残念ながら…
ここの店には「ビール」ちゅうもんが無いねん･･･。（涙）

しょうがないから、「生姜」でも
すり降ろしといたろ。（爆）

そろそろ、「うどん」が出てくるちゅう直前に
「出汁徳利」(だしとっくり)登場！

でかっつ！

どっかで見たことあると思ったら
『長田in香の香』や。　

で、いよいよ湯掻きたての「釜あげうどん」が登場！
「大」と「小」（笑）

うどん、柔いねんけど、
ちゃ〜んと芯は、コシあんねん♪
出汁もえぇダシやわぁ。
かなり、美味いわぁ。

大阪の「釜あげうどん」では“トップクラス”や！
さすが、八尾の人気店、やるなぁ〜！
「１６番札所」ゲット！

『八尾の一忠どやった？』
って、聞かれたら･･･

迷わず･･･
「いいっ！」ちゅうわぁ。
（標準語訳「良い！」と言いますヮ。）

●『一忠』
　大阪府八尾市松山町2-2-11
　0729-91-5706
　9:30〜15:00 ※麺売り切れ次第終了
　火休

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