【老舗居酒屋】


今は、もう“その地名”は残ってないねんけど、
かつてミナミの中心には、「坂町」ちゅう界隈があってん。
その旧「坂町」界隈が、今の俺の飲み食いの中心になってるねんけど、
その中の一軒に「老舗の居酒屋」があるねんヮ。


「老舗」言うても、江戸時代から先祖代々
「居酒屋」ちゅう訳やないンやけど…
俺の知ってる限りでは、「親子二代」で、かなり長い間、
(軽く30年以上)営業しているはずや。


店内は昔ながらの古びた感じの「居酒屋」で、
入口入ったら、いきなり左手に「一般家庭用冷蔵庫」が数台並んどる…。
もち、「業務用の大型冷蔵庫」は厨房内にあるんやけど、
たぶんメニューがめっちゃ多いし、キャパもそこそこあるから、
冷蔵庫一台やったらストックが足らんようになったんやろな。
入口右手には、奥に長く続くカウンター席、更に奥は「座敷」、
おまけに二階には、「宴会席」まであって、かなり余裕。


この店には、めっちゃ長い間、世話になってるねんけど…


「“メニュー”が変わった記憶がない!?」


メニューは、「揚」「焼」とか色ンなんが、100種くらいあって、
それ以外のモンが、増えたら、壁に “張り出し”や。
値段ずーっと据え置きって、ホンマにありがたいこっちゃ。


で、酒飲みの俺らに嬉しいンは、“ビールが安い”こと。
「アサヒ・スーパードライ樽生」ジョッキ@290


絶対に食べる“一押し”は、「だし巻卵」@260
出汁がたっぷたっぷに(卵に)含まれとって、ふわふわやねん。
で、食べたらなんかメッチャ安心できる“庶民の味”
「一人に一個」必ずオーダーするねんけどなぁ。



“定番”ちゅうたら、「鶏の唐揚げ」@380 に「やきそば」@350
野菜(植物繊維)不足の時には「もやし炒め」@200もえぇで!
市販の二袋分くらいの大量の“もやし”が、
ホンマに“もやし”だけ炒めて出てくるねん。(笑)



昔、ここの従業員に「ツレ」が居って、
そいつが厨房に立った時には
必ず「もやし炒め」注文するね!
ほんなら、値段据え置き(@200)で、
「肉入りの野菜炒め」にいっつも“変身”してたヮ。(笑)


「浜省好きなツレ」は“辛いモン好き”やから
この「もやし炒め」に「一味」をかけて喰いよるねんけど…
ある時、いっぱい「一味」かけてたら…
キャップがスポッって外れて
中身の「一味」が全部ドバーッて…
真っ赤な「もやし炒め」泣きながら喰うてたヮ。(笑)


そんなこんなで、ウチの「幼馴染」の連中と飲みに行く時は、
ここが「梯子酒」のスタート地点やし、
兼「待ち合わせ場所」になってるねん。


「遅いなぁ〜、あいつ何しとんねん?」
って、言うてたら携帯に連絡が入ったヮ。
「もう、だいぶ待っとンで〜!早よこいやー!!」
って、携帯に大声で叫ぶ!
「えっ、どこで?って、いつもの〜


“安物屋"(やすもんや)に
決まってるやろ〜!」


あ…。
(マスターが冷たい目でジロっ!)


勿論、この店の名は、そんな“屋号”やない…。
「安物屋」は、俺ら仲間内の「暗号名」
“安くて、えぇ店”ちゅう意味やねんけどな…。
絶対そう聞こえへんやろな…。
それ以来、マナー守って、
携帯は、絶対に店内では受けへんようになったヮ…(汗)



●『仲右衛門』
 http://woman.excite.co.jp/gourmet/restaurant/shop_20632.html



うわぁ〜、助けて〜!大幅ランクダウン▼
ウチんトコ「人気ブログ」にする為に一回押して“投票”してなー!


もひとつおまけに“ポチッ”とな。