【めっちゃ“アジア的”】


 


四ツ橋筋と長堀通りのぶつかる交差点の北西角を裏に入って、ちょいまだ西。
これぞ「裏町グルメ」に相応しい店やなぁ〜!

店の外観も何か、凄い「アジア」の匂いが感じられるワ。


魚醤らーめん『雷虎』


「魚醤(ぎょしょう)」=『ナンプラー
魚の塩漬けを発酵させて作ったモノ。
タイ料理に使われる。


カウンター席10名以下のこじんまりした店や。
店、入ると右手に「券売機」が置いたぁ〜る。
何ゃ、えっらい小さい「券売機」やなぁ〜
高さ50cmくらいしかあらへんでぇ〜!
こんな「ミニ券売機」初めて見たわぁ〜!
ま、店のサイズに合わしたらこんなモンかぁ〜?(笑)


「魚醤らーめん」@650
「中ごはん」(一品・漬物付)@150

の券を購入!


ペンキ塗りの店内は「手作り風」
それに反して「お洒落で真っ白なバー用のイス」がよ〜目立つワ。


「よっこら、どっこいせっ!」
っとイスに座ると…

「ガクっンッ!」
(うわっ!驚)


ほら、油圧式で人の重さで沈むヤツあるやん、あれ、あれっ、あのイス!
何でラーメン屋にこんなイス使うねん…?
ホンマびっくりしたわぁ〜。


何とか座ったら「お水」やなく「冷緑茶」が出てきた。
嬉しいねー、こう言う所の「小さな心遣い」


「ごくっ、ごくっ」

うん…?
これ、日本の緑茶なん?、中国の緑茶なん?
薄味で、後味さっぱり!
でも、何か味が…??


で、「魚醤らーめん」登場!


え〜とぉ、「れんげ」はどこや?っと…
目の前に輝く「ステンレス製のれんげ」
何か、逆にチープやなぁ〜!


では、一口…

うん、和風ダシのような優しい甘味が…
と油断してたらすぐに〜
鼻まで昇って来る「ナンプラー」の強烈な味と匂い!


ここの「ナンプラー」かなりくる味やわぁ〜!


あっ、麺と一緒に食べたらえ〜んちゃぅんか。
と再び…「ずるずるずぅ〜っ」と麺をすすると…
「美味ぃ… うっうわぁ…」
やっぱり、すぐに追い付いて、追い越す「ナンプラー
なんやねん、このギャップは…。
俺的にはかなり「バランス悪い“らーめん”」やわぁ。


俺、「タイ」で生活してたから「ナンプラー」全然平気やってんけどなぁ〜!
でも、ここのはどーうも苦手やわぁ。




その時、耳元で「プゥ〜ン」と小さな羽音が…

???
えっ、何やぁ〜???
???

またまた「プゥ〜ン」

何やねん、只でさえ、
この“らーめん”に馴染まれへんからイライラしとんのに…


「プゥ〜ン」


イライラしている俺を嘲笑ろとんかっ!?ちゅう…

目の前をふらふら、よたよたと力無く飛んで行きよる…


 … 『蚊』 …


このクソ寒い時期やちゅーのに…
力無くなるンはこっちの方やわ…。
ホンマ、マジでイライラしてきたわぁ…。



それにしても何かえらい喉乾くなぁ〜。
この「ラーメン」意外と塩辛いねんわ。
どおりで、ごはんのペースも早なる訳や。


「さぁさ、お茶、お茶。」


ふと前を見ると厨房の中で、店主が新しい客の為にお茶を出そうと
ポットを持って、あらかじめ作ってある「緑茶」を
「クーラーボックス」から「ひしゃく」で汲み入れとる…。


何やねん、店の雰囲気がアジア的やったら、
やってる事もアジア的やんけ〜!



ここは「日本」やしな〜。
お茶の入ったコップをそのまま置き

「ごちそうさま…」


「★★☆」


すんまへん、俺の好みの「味」やおまへんわぁ。
うわっ、口ン中でまた「ナンプラー」が追いかけて来よったぁ〜!