【地獄or天国？】 - 炎の浪花男・直球(ストレート)一本勝負！

どう見ても怪しい…
だいたい“歌舞伎座の裏”ちゅうのは
「怪しい店」のメッカやし…

店は二階やねんけど…扉は一階…
入ってしもたら出られへんちゅう店の作りが怪しい…。

本気で作った「鶏スープ」＠10…
そんなん安過ぎて、怪しい…

「立ち飲み処」って書いてあるのに
「テーブル席」が一緒にあるみたいなんもかなり怪しい…

「リピーター率99％」ちゅう“コピー”も怪しい…

炭火焼き鳥で、“一串＠100均一”
ちゅうのも安過ぎて怪しい…

「白ごはん」持ち込み可…
ちゅうのも“ありえへん”し、怪しい…

アカン…。
こんだけ「怪しい」条件が揃ってたら、
いくらオレでも前へ足が出んヮ…
入りにくい「店構え」やし、
こんなえぇ事（条件）ばっかの「店」なんかありえへんやろ…？
この“看板”に書いたぁーるコピーには、
何かどえらい「裏（地獄）」があるんやないかぁ〜！？

しゃーけど、
オレは、「Ｂ級グルメの探求」の為に
こんな事でびびってたらアカン「使命」があるねん！
覚悟を決めて、一階のドアを開けて、
二階への階段を掛け昇る！
もぅ、後戻りは出来へんでー！

「いらっしゃいませ〜！」
と陽気な女子店員のお出迎え。
しかし、席があらへん…（満員）
「ここ、空けるから、ここに座りなはれ」
って、親切な常連風の客。
「すんまへん、おおきに」
って座ったものの…
それ以降オーダーもまったく聞きにけーへんし…
放置状態…
やっぱこれからかぁ…悪い予感…。

「あの、当店“セルフサービス”なんで、
冷蔵庫開けてもらって、好きなドリンク
自分で出して戴けますか？」

あ、そー言うことなんや。
業務用冷蔵庫から
「サッポロ赤★ラガー（大瓶）」と
「冷やしたぁーるグラス」
勝手に出して、備え付けの“栓抜き”借りて、
自分で王冠開けて飲んだでんヮ。

「鶏とか焼きもんもカウンターに串並べてあるんで、
好きなん選んで“焼き場”に出して下さい！」

あーそー言う事なんやー！
サービスを徹底的にシンプルにして
「低価格」にしたんやなぁ。
こんな仕組みの焼き鳥屋さん、
今まで見た事あらへんワ。
何か自分で串選ぶンも楽しいかも…。

ん、「背ぎも」とか「玉ひも」とかの
レアな部分があるちゅうことは、
「朝びき鶏」なんかぁ？
（“朝びき”でした）
「ほな、これ焼いといてや！」
って、10本ほど選んで「焼き場（炭）」に出しといたヮ。

「立ち飲み場所」と「テーブル席（着席）」が
同居してる「店」って…
オーダーが“セルフ・サービス”…
本格炭火焼き…
慣れンかったらと何かとやっぱ怪しいけど…
これ慣れたら、意外にハマるかも！

「今日も一日お疲れ様でしたぁ〜！」
って、再び陽気な女子店員が、満面の笑顔で
“焼き上がった”「串」を運んで来てくれたヮ。

やっぱ、ええかも。

「肝とか生でも食べれるので、軽く焼いときましたァ」
って、気も利いてるやん。

かなり、ええかも。

「美味いヮ」

「すいませ〜ん、曲替えて貰えます。
マイケル・ジャクソンの“スリラー”のＣＤに」
って、客の一人がリクエスト！
「はーい！」
って、陽気な女子店員がすぐに対応。
そしたら店長が、
「すんません、うるさい曲は10：30以降にしてもらえますか」
って、即お断り…。
現在（午後08：30）店内には軽快な「JAZZ」が流れてる。

…何かよーわからへんけど、
すごい“ローカル・ルール”やなァ…。

でも、ここ、居やすなったら
めっちゃ「天国」になるンやろーな。

さ、次の串取りに行こーっ！

炭火焼き鳥『マルア』

「★★★★☆」

最後に『本気で作った鶏スープ』＠10
頼んで飲んだンやけど
ちょい「塩」と「胡椒」入れたら、
かなりイケるヮ！
「本気」で作ったンはちゃーんと「味」から伝わるで。