【角兵衛・前編】

『とっておきの店、教えたるヮ』

“鶏”メッチャ好きな「Ｙやん」が言うさかいに
めっちゃワクワクして、後ろついて行ってんヮ。
「鶏」にメッチャうるさいン、知ってるさかい
絶対に「えー店」連れていってくれるはずやねんヮ。

梅田は「曽根崎商店街」の『梅田花月』裏にある
「大阪北小学校」の裏路地にある雑居ビル。

「ここや、ここ！」
オレ、あんま、ここ「細い路地」過ぎて通らへんヮ。
それにここら辺の「店」は、知ってる人でないと
簡単に入られへん雰囲気やしな。

やき鳥『角兵衛』

「店」は、１０席くらいのカウンターのみ。
デカイのが二人やさかい他のお客さんに
無理やりよってもろてん…。

『ん、二階もあるンちゃうん？』
（こんな“詰め詰め”やったら…
無理せんと二階へ行ったほうが・・・）

「あるけど別の店やねん・・・」
『えっ、中に階段あるし・・・看板も同じやん？
それに“お二階へどうぞ”って貼ったぁーるし…』

「そやけど、経営者別やから、別の店やねん」
（もちろん“別メニュー”）

同じ「店名」で、
下と上とで「別の店」
ありえへん・・・。

「何、飲む？」
『“ビール”で！』
「Ｙやんは？」
「“なっちゃん”で！」
『そんなん“ジュース”て、ありえへんやろー？』

出てきたンは、オレの「瓶ビール」と
Ｙやんの「焼酎のちょい水割り」

『なんで？これが“なっちゃん”なん？？』
「この焼酎“さつま五代”て言うねんけど・・・
“ごだい”言うたら、
やっぱ【伍代夏子】やろー！
そやから“なっちゃん”」

『もー、それ“符丁”やのーて、
“完全なおっさんギャグ”やし・・・』（汗）

早速「つきだし」で出てきたンは
なんか“イタリアン風”の
「イカゲソとキューリのオリーブオイル漬け」や
“和風”の「小芋の煮物」・・・
なんか「焼き鳥屋」といいつつ・・・
「創作」の匂いがしてきたでー！（笑）

「ほな、“造り”からいっとこか！」
って出て来た「皿」みたら、驚いたヮ・・・。

もうー見るからに美しい「肝肥大」
「白肝」
ここまでキレイな“白さ”なかなか無いでー！
食べたら、この“脂”の旨味・・・
この甘み、最高！

それに“鮮度は完璧”の「シンゾウ」
この“歯ごたえ”えーなぁー！

それから、見事な“サシ”の入った「三角」
（って「鶏」ちゃうやん「牛」やし・・・）
もー、そら、言うコトなしや。

『これ「塩」で食べたいねんけど・・・
この目の前にある「アジシオ」は・・・ちょっと・・・』（汗）
「マスター、“例のあの塩”出してー！」
って出してくれたんは「ボリビアの塩」

うわぁー「三角」美味ぁー！
「ボリビア塩」バンザーィ！（笑）

「これ“梅肉”で食べてみーや！」
『生肉に梅肉？』
おっ、確かに“さっぱり”してて、今までに無い感じやヮ。
でも、オレはやっぱ「塩」がえーヮ。

次は「これ、食べてみてーや！」ちゅうマスターのオススメ！
また、焼き鳥屋さんで出てくるよーなもんとは、
思えんモノが出て来たで！

白い洋皿に綺麗に盛り付けられた「ミンチカツ」？

食べてみたら・・・
ん？「鶏ハンバーグ」？
ん？「鶏ミンチカツ」？

なんで、そー思ったかちゅうたら
“衣”ついてるねんけど・・・揚げてないねん！
フライパンに油よーけ目で“揚げ焼き”してはるから
全然“油っこ”ないねん。
それに「バジルオイルドレッシング」が“決め手”になってるヮ

見た目はなんてことないんやけど・・・。
よー考えて作ってはるヮ。
メッチャ細やかや仕事やな。
そら、美味いはずや。

で、食べてる間もう後ろでなんか作ってはると思ったら・・・

なんか「皮」に一生懸命なんかつめてはる・・・
ん？次は何・・・

『なんで“餃子”やねん！』

焼き鳥屋やのに・・・
「手作り餃子」って、ありえへん・・・

（次回の【角兵衛・後編】へ“つづく”・・・）

『人気ランキング』
「グルメの部」過去最高“１６位”！
そやけどホンマに「急降下」やったなぁ…（汗）
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