【ワインちゃん】


大阪最狭のフレンチ


メッチャ意識せーへんかったら
間違いなく通り過ぎてまうで。(笑)
一軒分の広さもあらへん、
半軒しかない店。 


 『ワインちゃん 瓦・町・路・地』


入口には「キッチン」
これ、あえて「厨房」とは言わんとくわぁ。


「こんな狭いトコでよーやりはるわぁ…。
ホンマにこれで、ちゃんとしたモン出てくるんかあなぁ」
って、ちょい不安にさせるぐらいに常識外の狭さ。


真ん中は三席のカウンター。
奥は、四名のテーブル席。
だけ。
ほなら定員七名
ありえへん…。


今日はお母(かあ)はんと二人や。
ウチのお母さんは「フレンチ」にはうるさいねん。


なんでや言うたら、中之島に本店のある
大阪最古の洋食レストラン「アラスカ」
三十余りおったさかいにな。


ただ、単に長いコトおっただけとちゃうで。


昔の料理界って、めっさ“縦社会”で
“男女差別”やったやん!?
せやのにアラスカの古い歴史ン中で、
唯一「女店長」やってたンは、
ウチのお母はんだけやねん。


ま、それは置いといて…。
入って、テーブル席についたら


「な、なんや?」


いきなり、梯子かけて上に昇りはったで!?



「二階に倉庫?」
『いいえ、二階にもお部屋が…』
(二名席、カップル専用?)


七名の最大定員数にさらに二名増えたんは、
えーけどあまりにも危険や…。(笑)



ほな、まずは「ドリンク」から。
オレは「生」(ビール)
お母はんは「梅酒」


「生」は「ハートランドやん!
こら嬉しいわぁ!



「本日のおすすめ」にも美味そうなもん
あるねんけど、色々と食べたいからなぁ。



注文は「おまかせコース」お一人様@3150



まずは「前菜の盛り合わせ」
色々と皿に持ってあるからえーやん。



どれもホンマに美味いんやけど…
特に気にいったんは…
「乾塩ベーコンとインカのめざめ」



野菜もえーもん出してるでぇ。


次はプリフィクス形式で選べる。
「ひめ鶏」か「伊予豚」
うーん悩む…。
正直、どっちも食うてみたい!


「これ、一個づつやったらあきませんよね〜?」
って、また作るン面倒クサイ事
お願いしてもーたがな。


『次の“北海道厚岸産大きなホタテ貝のグリル”
やめていただけるのでしたら…。』
「それ、あらへんでもえーから!」(笑)


まず、鶏が来たわぁ。
付け合わせが「淡路島産たまねぎ」



「鶏、めちゃジューシーやん!」
美味いわぁ。
たまねぎ「甘っつ!」
一皿言うてもメチャ“ボリューム”あるし。


「伊予豚のグリル」
付きあわせの野菜は「ズッキーニ」と「大根」を
グリルにしてま。(珍し)



「伊予豚」これまた、よー脂のってるわぁ。
うわっ、旨っつ。



メインは“一人一品”選べるねん。
「国産牛ヘレステーキ」「国産牛のみすじ肉のグリル」
「ハンバーグ、ファアグラ載せ」


これまた三つ共、全部食べたい感じや。


まずは、お母はんの頼んだ
「ハンバーグ」や。
どれ、どれ。
これ、めっちゃ美味いやん!
「ハンバーグ」秀逸やわ。



それに、フォアグラと一緒に食べたら
ジューシーな上に脂っぽさが増してやなぁ。
こら、たまらんでぇ。


続いて「みすじ肉のグリル」
これも美味そうやなぁ。
めっさ、よー脂のってるわぁ!



「塩」か「ポン酢」(洋わさび付)で食べる。
最初は勿論「塩」
脂、こってりやから「ぽん酢」でさっぱり!


めっさ、腹膨れて来たわぁ。
『この後“ガーリックライス”
ご用意させて頂いていりますが…?』
「もう、二人で一人前くらいにしといて!」


「ガーリックライス」
「目玉焼き」載って、めっさ美味そー!
「にんにく」のえー匂い!



まぜまぜして〜いっただきま。
美味い〜っつ!



ホンマ、一人@3150やったら
このコース、メッチャCP高いやん!

ホンマに大満足やわ!
お母はんも納得や。


また、来よォ!
問題は「予約」が取れるかどーかやけどな。(笑)


「★★★★☆」(4.5)


えぇ店の条件の一つには
“驚き”が無いとアカンとオレは思うねん。


「おぉっ、これ何(素材)?」


『この、組み合わせって始めて!』


「わーっつ!いいんちゃうん!!」


●「ワインちゃん 瓦・町・路・地」
大阪市中央区瓦町3−2−3
電話:載せられまへん
11:30〜14:30
17:30〜23:00
日休


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