【隠座(１)】

それにしてもツレのプーさんの
食に対する探求心にはホンマに頭下がるわぁ。

今回の企画は、
「本当に美味い鶏ならここしか無いでしょう！」
ちゅうほど熱いプーさんオススメNo.1の店。

場所は滋賀県・堅田…。（汗）
なんぼ美味い言われても普通は行かんやろ!?
せやけど『絶対に！』とまで言われて車まで出されたら
「そ、そんなに凄いんか？」って期待大！（笑）

食肉用養鶏場がやってる「鶏料理」の店ンがここ！
養鶏の姿勢や飼料の“こだわり”は半端やないわぁ。
そら、えー鶏育てて、一番えぇトコで食べさせるんやったら
ハズレあらへんやろな。

飼育もやってて、小売りもやってるねん
活地鶏専門『かしわの川中』

「な、なんかよー分からんけど･･･
凄い（部位）ンよーさん置いてあるでぇ？」

それにしても“貸し出し用”の「七輪」って…
近所にキャンプ場でもあるんかと思たヮ。（笑）

周りには、旧家が立ち並んでて、
どう見てもここらにはあらへんよーな
雰囲気の所なんやけど…？（汗）

じどりや『隠座』（おんざ）

「えらいこの店キレイに作ってあるやん！」
『店主、自ら設計したんですって!』
「それは、凄いなぁ、一級建築士並のセンスやな。」
『店やる前は一級建築士やってはったそうです。』
「せやろなー！」
（せやけど、それって凄い転身やなぁ。）

カウンター席（要予約）一日六名様限り。
「淡海地鶏食べ尽くしコース」@3800
これを予約するのもかなりの激戦、至難の技なんやけど…

今回は、さらにプーさんの顔で、
さらにグレードアップしてもーて、
オレら専用の「淡海地鶏食べ尽く究極コース」（普段、やってまへん。）

はて、さてどんなモノが出てくるんかホンマ楽しみや！
カウンターに５名陣取って準備完了！

「乾杯！」って、今日のオレは珍しく「お茶」。
昨日の酒が残り過ぎて身体が受け付けへん…。
食欲はあるから大丈夫やで！

１「皮の唐揚げ」
「鶏皮」をチー油で揚げたぁーるねん！
パリバリの食感や。
脂の甘さがよーわかるわぁ。
これ、「ビール」のアテにピッタリやと思うわぁ。
（と熱茶をグビリ！）

２．「前菜」
エライ綺麗に盛られてきたで〜！

「腎臓の煮込み」
腎臓の食感と旨みと自家製チーズの味と塩加減が
あいまって、こら最高や！

「出汁巻き」
えぇ「鶏卵」やったら、当然「出汁巻き」も美味いわなぁ。

「肝の旨煮」
旨ぁ〜！
何や、この口の中で広がる“まったり感”!!!

「手羽先の燻製」
燻すとまた違う旨味が引き出されるわぁ。
どない、この「トサカ」コラーゲンの塊やで！

「棒棒鶏」「名古屋コウチンのしぐれ煮」
どれを食うてもヤバイ美味さや！
今まで食べてたん（鶏）とは、格が違うわぁ。

３．「鶏スープ」
鶏白湯（トリパイタン）！
生姜がめっさよー効いてるわあ。
胃がスッキリ！

４．「金冠」（キンカン）
めっさキレイな色やなぁー！
口ン中で濃厚な卵の黄身の味が炸裂！
「美味っつ！」

５．「生タマヒモ酢」
普通「きんかん」とセットなんやけど
あえて生の食感を楽しむ為に単品で。

６．「お造り八種盛り」

自信のお造りは「塩」「山葵」だけで食べるねん。
この「自家製精製塩」が滅茶苦茶美味いわぁ！
そら、１２時間もかけて、作ってたら
塩の“辛味”だけが旨いんやのーて、
「甘み」も美味い塩が出来るンやなぁー!?

で、お造り食べる前に「実印」でも押さされるん
ちゃうかちゅう「入れもん」（器）。

「白子、ヒゾウ」
何や？この紅白のコンビは？
白子、まったり〜濃厚！
生脾臓、たまらん!!

「メスの心臓」
美味いがな。

「砂肝」
一個の塊で食べたン初めてや！
コリコリで、ワイルドやぁ！

「ササミ」
二切れあって、一切れは「塩、山葵」で
もう一切れは、手前の黒い「熟成醤油もろみ」で。

この「もろみ」日本酒にはたまらん「肴」になるやろなぁ。（笑）

「ソリ(レス)」
オレの一番好きな稀少部位やん！
生で食べるんも初めてや！

「雌胸肉、雄胸肉」
メスとオスは、こんなにも味ちゃうんやぁ？
し、知らんかったわぁ。（汗）

「メスの白キモ」
うわぁ、何この色？
「白」ないしぃ。
食べたら、うわぁー、肝旨、満開！
やられたぁー！

しかし、これらは、まだ…

“驚きの序章”でしかなかったんや！（汗）

恐るべし「淡海地鶏」

そんな鶏やったんかい！

(つづく）

●『隠座』
　滋賀県大津市真野4-9-50
　0120−003129
　18:00〜22：30
　火・水・不定休
　http://www.jidori.net/onza.htm

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