【あぶり居酒屋(後編)】

夙川にある 『あぶりや結』（一夜干し販売店）は、
“こだわり”の商品を店主自ら全国各地から
集めてきはってん。

ホンマ『あぶりやはこだわりや』て
自称するだけのコトはあるわぁ。

物販もやってはるから店の中には、
「気になるもん」がよーさんあって
「今すぐ、食いたいもん」がぎょーさん。

炙り居酒屋やって「中ですぐに食える」よーに
なって良かったわぁ。
http://d.hatena.ne.jp/naniwaotoko/20081213

『マスター、この“豆腐”食べさせてもらえへん？』
「あぁ、いーですよ。切って出しましょ。」


飛騨清見産「枝豆豆腐」@275
「これは、枝豆の味ですからお塩で食べてください！」

「枝豆の味」って、えらい大袈裟やなぁ。
「枝豆」って言うても、たいがいは
「大豆」の味が強い豆腐やん!?

色も見るからに「緑色」で、
言われる通りに「塩」かけて食うたら…


「甘い枝豆のムース」

マジ、ビビったぁ!!!（驚）
ホンマに「そのまんまの枝豆の味」やねん。
ありえんヮ、この濃さ。

酒は米焼酎「ちょん馬」＠500

なんや“あぶりや結オリジナル”の「たまねぎ天」
もあったから、次はそれ頼んだ。
「たまねぎ天」＠315

「炙って食うたら美味いやろなぁ。」と思ってたら
さっさとそのまま切って出てきた…。（汗）
（やっぱり主張は、ハッキリ、クッキリ
さっさと伝えんとアカンわ。笑）
さっきは「豆腐」でやられたさかいに、
きっとこれも“玉葱満開の味”…。

って、期待しててんけど、これはすこし甘みの多い
ただの“美味しい”「かまぼこ」やったヮ。（笑）


で、次のオススメは、まだ店の物販にも出てへん
飛騨清見産「黒豆と牛すじことこと煮」＠420

なんで、こないに「黒豆」なんかよーさん入ってんねんろ？
オレ、あんま「炊いた豆」好きやないねん…。
せやから、ことこと煮た「牛すじ」に期待しててん。

で、食べたらこの「黒豆」がバカ旨っつ！
なんやねん、「黒豆」に旨味を染み込むさせる為に
「牛すじ」があるようなもんや。

こら、えーわぁ。
「冷酒（ひや）ちょーだい！」
無ろ過特別純米酒「宮水の郷」＠600

やっぱ、も一回「干物」やな。
ちゅうことで「さば（塩）」＠600

これもえらい脂のってて美味いやん。
それに塩加減も抜群！
焼き（炙り）加減も最高!!


で、またまたマスターがサービスで
「あじのみりん」を出してくはってん。
オレ、ホンマはな、あんま「みりん干し」好きやないねん。
ま、気持ちで出してくれはったんやし
ありがたく食べよ。

って、食べたら肉厚で、今までの食べた
薄ぺらいパリパリの「みりん干し」の類
とは全然味が違うねん。
いかにも“手造り”ちゅうような感じやし、
魚の旨みを濃い味付けでごまかさんと
ちゃーんと魚の素材の旨み出すよーな味やねん。


最後にまたまた“サービス”で
出してくれはったんが「ふぐマヨ」
なんで、オレが「マヨラー」って分かったんやろ？（笑）

マヨでがぶりっ
美味っつ！

炙り居酒屋は営業は、金・土だけやけど
店主と仲良ぅなったら平日でも開けてくれるかもなぁ。（笑）

まだ、一回では、この店の全ては食べつくせへんわぁ。
ここには、まだまだ「美味いもん」あるから、
来年にはここで「呑み会」して食い尽くさんとな。
そん時には、絶対にマスターにお願いして
“裏メニュー”の美味いもんなんか入れてもらお。

日本全国には、まだまだオレが食うたコトあらへん
美味いもんよーさんあるでー！
（関西に入ってへんもんもよーさんあるヮ。）

「★★★★☆」（4.5）

ここに行った後のツレとの会話。

「オレの好きな魚、一夜干しにしてくれへんかなぁ」
『オマエの好きなんて何やねん？』

「ヒントは北陸で有名な魚や」
『そら、鱒やろ？』

「惜しいなぁ、そら福井やろ？
どっちか言うたら富山や！」

『あっ、鰤や！』

「正解！」
『せやけど、そんなデカイ魚の一夜干しなんか
見たことあるかぁー！』

●『あぶりや結』
　兵庫県西宮市相生町7-12
　0798-74-1351
10:30〜19:00
火休
　※あぶり居酒屋
　金・土（要予約）
　18:00〜
　http://www.aburiya-y.com/index.html

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