【森六】

【お盆は福井へ（３）】

本家（母の兄の家）には、娘が二人（従姉妹）で
“跡取り息子”がいてへんかってん。

せやから、従兄弟のお姉ちゃん（長女）の旦那は、
家と家業を継ぐ為に婿養子入り。

その義兄が、またえぇ人で、オレと気ィ合うちゅうか、
仲良ぉしてもーてんねん。
（いつもよーしてもーて、ホンマすんません。笑）

義兄の何がええかちゅうたら、酒が好きやし、
大阪のノリ、ツッコミが理解出来てはるから
話しとって、めっちゃオモロイねんやん。（笑）

で、義兄は自らも「手打ちそば」を打つほどの
メッチャ“蕎麦好き”やねん。

そやから、絶対に美味い蕎麦屋知ってると思って…
「この辺で、美味いそば屋は何処？」
って、オレが尋いたら…
『ほやなぁ、今立の“森六”やなぁ。』

「そこ、連れてってやー！」
『ほな、行こうかぁー！』

ちゅうて、「お盆休み」かも…？
ちゅう不安を抱えつつも
無理言うて出発してもーてん。

王子保から車で東に20分ほど走ったら、
『今立』ちゅう町につくねん！

ここらは、福井名物の“すき紙”の「和紙」で、
有名な町らしいわぁ。
「すき紙体験」出来る施設何軒かあるし、
それに「福井和紙専門店」もあるねん。

目的の店の前まで来たら…
『今、店の駐車場から車が出てきてるさけぇ、
やってるんでねぇけぇ!?』
「やったー!開いてるねんわぁ！」（嬉）

生蕎麦『森六』

義兄的には、福井のおろしそばらしさでは
No.1の店らしいわぁ。

『狭い店やで。』って、店入ったら…
土間にでっかい大円卓テーブルがあって、
座敷にも大円卓…だけ。
（中華屋やないんやから…）

円卓やから当然の如く…

「オール相席！」（笑）

それにしても“贅沢な空間の使い方”ちゅうかぁ…。
普通のテーブルやったら、もうちょい席数増やせるのに…。（汗）

オレらは、座敷の大円卓へ。

座敷からの庭の眺めは最高！

歴史もあって、独特の雰囲気やさかいに癒されるわぁ。

専門店やから、そばの種類はそないにあらへん。
「越前おろしそば」@600
「越前おろしそば大盛」@1100
「越前せいろ極めつけ」@900
「スペシャルせいろ」@1200

“種類”って言うても…

「二種類だけ」

（「せいろ」は『ざるそば』のコトやし、
『ざるそば』に（辛みおろしつゆ）ぶっかけたんが
「越前おろし」やねんけど…）

それも“大きさ”と“質”がちゃうだけやし…。（汗）

とりあえず…
『量が少ないでぇ』との義兄のアドバイスを参考に注文…
「越前おろしとのおろし大盛で！」

出てきて、デフォ（ルト）のサイズの
小ささにビビったわぁ。

「“わんこそば”かっ!?」

“大盛”で、一般的な「普通サイズ」かも…。
このセットで、やっと「大盛」分くらいかもなぁ…。（汗）

ま、ＣＰの悪さは置いといて…
要は「味」や！

ずるずるずるっ！

辛味大根の辛さが、辛過ぎんと…
出汁の甘みもちょうどえーねん。
そばの甘味を引き立てくれよるヮ！

オレ、「太切りのそば」は、喉ごし悪る〜て、
口ン中でもたつくからも一つ好きやあらへんねんけど…
ここのんは、ぜんぜん気にならへんねんわぁ。

蕎麦は、噛むほどに旨味が増すちゅう感じや！
麺と出汁、辛味のバランスがえーねんろなぁ。

今まで食べた「越前そば（おろしぶっかけ）」では、
間違いのー上位やわ。

めっさ、美味っつ！

「★★★★」（4.0）

ん!?その割りには“好き度”（評価）
えらい辛い（低い）ンちゃうてかぁ。

うん、蕎麦の味にはなーんも問題あらへんねん…

「盛り、ろくにないンが…」

●森六　
福井県今立郡今立町粟田部26-20
0778-42-0216　
11：00〜17：00　（売り切れ次第閉店）　
毎月6．16．17．26日（但し１７日が日曜日の場合は開店）休

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