【松林】

「蕎麦」は、ホンマに難しい。
「たかが蕎麦、されど蕎麦」や。

今まで、いろんな蕎麦屋
食べ歩いてるはずやねんけど…
「美味っつ！明日もまた絶対に来よっ！！」
ちゅう ごっつい蕎麦には、
残念ながら、まだ当たったコトあらへん。

ま、そこまでスゴイんには、（どんなジャンルでも）
簡単には当たらへんねんやろーけど、
「うん、こら凄い！」程度でもなかなかあらへん。（汗）
(※「越前そば」（辛味おろしぶっかけ）は別として…）

蕎麦の基本『三たて』
「挽きたて、打ちたて、湯掻きたて」
やったら美味いはずやのに…。
（ま、これを忠実にやってる蕎麦屋も
少なったんもあるやろーなぉ）

ん、もしかしたらオレの舌が蕎麦の美味さを
理解する域にまだまだ達してへんのかも
しれんのかもなぁ…。（汗）

用事で、梅田のセンタービルら辺に来たら
Ｂ１に蕎麦屋があるん思い出したわぁ。
ここは、カフェみたいな店構えなんやけど
本格的な手打ちそば屋やねん！

『本日の蕎麦は春種蒔きし、
夏に収穫した“新そば”です。茨城県産』

ちゅうのんが、目に入ってきてん。
「春蒔蕎麦」ちゅうだけでも珍しいねんけど、
こんな時期に　いち早ょ〜
「新そば」が食えるンやったら
そら行っとかんとな。（笑）

石臼挽き自家製粉・手打ちそば『松林』

入ったら木のカウンターと
二人用テーブルが六組ばかりの小ちゃい店。

カウンターに座って、メニューを見る。
えー粉使こてるンやったら
そら「十割そば」やろ。

「十割、ざるで！」

「そば茶」を飲んで待ってたら
しばらくしたら出てきたわぁ「十割そば」@1050

専門店やったら、蕎麦の量が少ないンのがなぁ、
ホンマ難儀やねん。
これ、結構、入っているよーに見えるやろーけど
ざるが「上げ底」なっとんねん。
（って、こういう形が“定番”なんやけどなぁ。笑）

オレみたいによう食う奴やったら
最初から「大盛」にせなアカンやん。
せやけど食うて美味かったらえーでぇ。
もし…ちゃうかったら、えら損やし。（汗）

まずは、蕎麦をタレに漬けずに
そのままを何本か口に入れてん。
うーん、さすがに「新そば」
香りもえーしぃ、そば粉の甘味もある。
こら、なかなかやるんちやうかぁ。

かなりの“粗挽き”や、色も濃いしぃ、
星（そばの外側なの皮）がよーさん見えるわぁ。
“細切り”やから喉越しには、そない影響あらへん。

ツユは「関西風」
甘さと味の掛け合わせ（鰹だけやない材料）が特徴。

ずずずっ〜ずるずるっ！

うん、美味いわぁ。
美味いねんけど「塩」で食いたいかも。

ツユの甘さが蕎麦の香ばしさを
どーも苦みに変えよるねん！

さ、最後のお楽しみは「そば湯」や！

うん、「ツユ」もえー“出汁”出てて、
美味いねんけどなぁ…。

なんか、えー線いってたのに惜しいなぁ…。

「★★★★」（4.0）

「蕎麦」（麺）だけ美味かったってアカンねん！

「ツユ」だけ美味かってもアカンねん！

蕎麦とツユとの“相性”もあるからな、
ホンマ、このバランスが難しいねん！

この関係は、まるで…

「松葉やし！」

この「松葉」の意味はやなぁ。

枯れ落ちた松葉、よぉ見たら、
“二本が一対”（ひとつい、ペア）になってるやろ!?

これは、
どんな事があってもあなたと私は一つです。
ちゅう意味でおます。　

「決して離れる事のない大切な関係」
な、まるで「麺」と「ツユ」みたいでっしゃろ!?

今回は、ホンマ、タメんなる「オチ」やわぁ。

●手打ち「松林」（まつばやし）
　大阪市北区中崎西２-4-12（梅田センタービルＢ1）
　06-6373-8288
　11：00〜14：30
　17：00〜21：00（麺売切閉店）
　不定休
http://www.cwo.zaq.ne.jp/sobauchi/newpage18.htm

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