【発酵薬膳料理(前編)】

世の中まだまだオレの知らん料理ってあるねんなぁ…。

それにしても暑いなぁ。
その上によー雨降るから蒸し暑いわぁ。
「梅雨」はいつまで続くんやろか？
もう８月やでぇ。
えぇ加減に“明けて”もえーんちゃう？

話、変わるけど
「発酵料理」
って、知ってる？
オレ、それ聞いてもどんな料理なんか
さっぱり検討もつかへんかってん…。
頭に浮かんでくるんは「チーズ」「ヨーグルト」「漬物」とか…（汗）
でも、きっとそんなんとちゃうんやろなぁ!?

その“神秘のベールに包まれた店”は奈良にあるねん！
「猿沢の池」のすぐ近所。

「奈良町通り・今御門商店街」

発酵薬膳料理『らふぁえろ』

店は、落ち着いた大人の雰囲気。
飲食店ちゅうより、どっかの家の「リビング」みたいやヮ。
上品なんやけど、家庭的な感じも併せ持ったやすらぎ空間や。
店のド真ん中には、「さくら」の大木から切り出した
テーブルが二台あって、定員は９名ほど。

店中はシンプルなんやけど
絵や版画とかの芸術作品が、
えぇポイントになってるねん。

「メニュー」はあれへんで。
「らふぁえる御膳」“お品がき”の
「今日の献立」の一本勝負。
料理の内容は、季節に合わせて“月替り”なんやて。

ほな、食前酒がわりに「ビール」を。
「ビール」は“瓶ビール”「ハートランド」だけ。
また「コースター」や「器」が凝ってるねん！

ここの「発酵薬膳料理」は、どんなんかちゅうと…
判り易ぅ言うたら「（特殊な）糠漬けで、
漬けた材料を使う料理」のコトやねん。
一人で、この店をやってはる女将が開発した
「ハッコーはる」
※登録商標・先使用権確保
ちゅう「塩を使わへん特殊な糠床」が、
ここの“企業秘密”や。

で、どんな料理かちゅうたら…
最初は「山芋まんじゅう」
これも「山芋」を糠漬けにしてから調理してはんねん。

基本「素材の味」を活かす為に
最小限の味付けしかしかしてへん。
確かにかなりの薄味や。
せやけど、「素材の本来の旨味」が引出されてるんは
間違いないヮ。

「化学調味料」で味の濃いのんに慣れてるオレの舌には
決して「美味い！」ちゅう訳やあらへん、
薄ぅてしゃーないねんけど…
（「醤油」や「わざび」をかけて食べたなる自分をぐっと抑えて…）

「素材の旨味の潜在力」は確かに感じるし、
身体にえぇのんも食べてて実感出来るから
不思議と“パクパク”食うてまうねん。
これは、今までに体験したコトの無い不思議な感覚や。
美味ないのにパクパク食えるって…？

「恐るべし“和薬膳”…。」

奈良の「発酵薬膳料理」はつづく…
http://d.hatena.ne.jp/naniwaotoko/20090801

●発酵薬膳料『らふぁえろ』
　奈良県奈良町今御門町21-1
　0742-24-0789
　11：00〜21：00
　不定休
　完全予約制

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