【発酵薬膳料理(後編)】
奈良はやっぱり一味違う飲食店があるなぁ。
「発酵薬膳料理」
“和の薬膳”は、「目から鱗」や。
ここの女将が開発した「特殊な糠」に材料を漬け込んで
特別に“発酵”させたモノを料理として提供しはる店やねん。
発酵薬膳料理『ろふぁえろ』
【前編】はこんな感じ↓
http://d.hatena.ne.jp/naniwaotoko/20090731
次に出てきたんは「スープ」や。
野菜「かぼちゃ、冬瓜、なすび」の三種
えらいデッカいサイズの野菜がどかんと入ってるなぁ。
見た目は“ダイナミック”やねんけど、
味はめっちゃ繊細。
薄味なんやねんけど、しっかりと滋味はある。
「カボチャ」食べて“びっくり”や!!!
砂糖も塩も使こてへんのにめっちゃ甘いねん。
これ、素材が元から持ってる「甘さ」なんやろなぁ。
発酵させたら、最大限に引出されてるねんなぁ。
オレも「糠漬け」にしてもらおかなぁ。
もっと“えぇトコ”ひきだされたいから。（笑）
そして、「メイン」！
『魚か肉が選べますけど…ぜひ、食べて欲しいのは、
“季節の旬”の【鮎】です。』
ま、女将がそー言うんやったら、素直にそれにしとこ。
あんまり「鮎」とか好んで食わへんねんけど…
“発酵”させたらどんなんになんのか気になるし。
「鮎」に合うちゅうて“薦めて”くれた
奈良の地酒があるねん！
純米吟醸生原酒「阿吽」（あうん）
奈良県産“酒造好適米”「露葉風」を
和釜で蒸し上げて醸した酒やねん！
これがまた美味いねん！
「鮎」がキレイに盛り付けられて出てきたヮ。
一緒に付け合せたぁーる「野菜」も全部“発酵”済。
『骨も柔らかくなってますから頭から全部いけますよ〜!』
ちゅう女将の言葉を鵜呑みにして…
「ガブリっ！」
アカン…。
オレは人と違って口ン中デリケートやから
「小骨」すぐ刺さるねん…。（汗）
でも、かぶって気がついたんは、内臓が臭ないねん！
「鮎」とか「川魚」の内臓は、なんや“独特の味”するやん。
それがほとんどあらへんねん！
むしろ、内臓が「甘み」を感じるんは驚きや！
白身も旨味が増してて、美味かったヮ。
『付け合せの【ポテトサラダ】には、少し味がつけてあります。』
ちゅうて、食うたら、これがもう濃いく感じるねん。
このしばらくしか経ってへん短い食事の時間で
もう“薄味”に慣れてきたんやろか？
いや、人間の身体にえぇもんは“それが本来の味”やから
それでえぇちゅうて身体が順応しよるんちゃうか？（謎）
「にんにく」が一片だけ付いててんけど、
これが“発酵”させたら、えらいパワーや。
まず、“にんにく臭さ”があらへん。
でも、“旨味は増してる”ねん！
食べて、しばらくしたら“身体がポカポカ”してきよる。
こら、えーわぁ。
次は、女将“自慢”の「雑炊」や！
これは、「発酵玉子」が“自信の逸品”らしい。
一緒に付いて来た「漬物」
これが、一日しか漬けてへんのに
「古漬け」みたいやねん！
オレ「古漬け」好きやけど…
残念ながら、これはオレの好みに合わへんヮ。（汗）
せやけど、「柚子味噌」は“秀逸”や！
味噌やのに「塩分」控えめで、
“旨味”だけめっちゃ引き出されてるねん！
「玉子雑炊」
めっさ美味っつ！
玉子が濃厚な味になってるねん！
「柚子味噌」入れたら、旨さ倍増！
以上で、「ラファエロ薬膳コース」＠3,000は終わり。
なんか、胃に優しいし、身体温まってきたヮ。
「デザート」は、「アイスクリーム」@300
「アイス」は、普通にそこら辺で売ってる
「日常品」やねんけど、トッピングが凝ってるねん！
“発酵”「小豆」を細かく潰して、
「ナッツ」に見たてたぁーんねん。
“甘さ”は、これまた“発酵”「パイナップル」を
刻んでるらしい。
うん、美味いわぁ。
なんか古くて、新しい料理やったわぁ。
“和薬膳”素晴らしいなぁ。
「★★★★」（4.0）
せやけど、オレは身体にえぇのんと
「美味い」んはまた別やと思うヮ。
最近の世の中、
「美味いもん」ほど“身体に悪い”よーな
気ぃするなぁ…。
「旨ぁて、めっちゃ身体にえぇもんなんか
なかなか無いしなぁ…。」
「和薬膳」だけに“苦笑い”や…
「くすり…」
●発酵薬膳料『らふぁえろ』
奈良県奈良町今御門町21-1
0742-24-0789
11：00〜21：00
不定休
完全予約制
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あら、かなり落ちてしもたがな、
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